福岡で理想の注文住宅を建てたいとお考えの皆さん!
とくに、LDK空間の広がりやデザイン性にこだわりたいとお考えの皆さん!
今回の記事をご覧いただければ、デザイン性抜群の空間を作れること間違いありません。
今回は、ウィズダム建築設計に在籍している1級建築士「菊田」が、建築士目線で各メーカーのガラス建具の特徴や、気になる安全性への配慮まで、あなたの理想の住まいづくりに役立つ情報をお届けします。
なぜ今ガラスドアが人気なのか?
まず、一番の人気の理由はなんといっても部屋全体に広々とした開放感をもたらすこと。
ガラス建具は、その透明性や採光性によって、同じ大きさの建具と比較してもその透明感は比になりません。特に、天井まで届くハイドアを採用することで、視覚的な抜け感が生まれ、空間をより一層広く、そしてワンランク上のおしゃれな雰囲気へと変えることができます。
LIXIL、YKK AP、Panasonic、EIDAI、そしてミラタップの住宅設備の主要5メーカーがそれぞれ特徴的なガラス建具を提供しており、福岡の注文住宅でも多様な選択肢の中からあなたにぴったりの理想のドアを探すことができます。
今回の内容もYouTubeにて菊田が熱弁しておりますので、ぜひご覧ください!
今回は、「ガラス建具もいっぱい種類があって選べないよ~、何が違うの?どれがおすすめなの?」というご質問にバシバシ答えていきたいと思います。
この記事を読んだら、きっとあなたの家にピッタリなガラス建具を選ぶことができること間違いありません!
- 目次
- 1. 理想を叶えるガラス建具選びのポイント
1)高さによる空間演出
2. フレームとガラスデザインで個性を演出
1)フレームカラーの多様性
2)ガラスデザインの豊富なバリエーション
3)個性的なデザインと機能
3. 懸念される「安全性」への配慮
4. まとめ:福岡の注文住宅で理想のガラス建具を
1. 理想を叶えるガラス建具選びのポイント
まず、ガラス建具を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。
1-1 高さによる空間演出
ガラス建具の高さは、部屋の印象を大きく左右します。
多くのメーカーは最大2.7mまでの高さに対応しており、一般的な天井高2.4mの住宅でも、天井まで届くハイドアを実現することで、圧倒的な開放感と迫力が得られます。
ただし、メーカーによっては対応できる最大高さが異なってくるため、これらの対応高さを考慮して選ぶことが重要です。
とくに勾配天井や吹抜けなどを採用する際は、天井高が2.4m以上になってくることがほとんどだと思いますので、バランスを見て考えましょう。
チェックポイント
・最大2.7m
LIXIL ラフィス、YKK AP ファミット、Panasonic エアビュー
・最大2.6m
ミラタップ クアドロスリム
・最大2.4m
EIDAI スキスムT
2. フレームとガラスデザインで個性を演出
先ほどご紹介した高さも非常に重要な要素になりますが、ガラス建具は、フレームの色やガラスの種類によっても様々な表情を見せます。
2-1 フレームカラーの多様性
メーカーによって対応色に幅がございます。
内観デザインやほかの建具の色と併せて選ぶことが大切です。
チェックポイント
・LIXIL ラフィス
ブラックとプレシャスホワイトの2色展開。
・YKK AP ファミット
ブラック、ホワイトに加えて珍しいシルバーも選択可能
※シルバーのガラス建具はあまり見られません!
・Panasonic エアビュー
ダークブロンズ色:落ち着いた大人な空間にマッチします。
・EIDAI スキスムT
ブラック1色。
・ミラタップ クアドロスリム
ブラック、ホワイト、そしてパナソニックとは異なる明るめのブロンズ色が特徴です。
2-2 ガラスデザインの豊富なバリエーション
先ほどフレームの色に注目しましたが、実はガラスも色やデザインを変えられるのです!
チェックポイント
・LIXIL ラフィス
クリア、フロストホワイト
・YKK AP ファミット
透明、マット調、ブラック、さらに「ミラーチェーン」や、模様の入った「パブリック」「ストリング」といった珍しいデザインも選べる。
・EIDAI スキスムT
透明、マット調
・ミラタップ クアドロスリム
クリア、ブロンズ、ホワイト、グレーに加え、波打ったような模様が特徴の「リブ」ガラスがユニーク
2-3 個性的なデザインと機能
各メーカーそれぞれ独自の魅力的なデザインや機能がついています!
チェックポイント
・LIXIL ラフィス
透明な親子ドアに対応しており、これは対応できるメーカーが少ないため、親子ドアを希望する方におすすめです
・YKK AP ファミット
横格子デザインがあり、和モダンなど特定の空間イメージに合わせやすいです
・EIDAI スキスムT
縦格子が入ったガラス建具が最大の特徴で、他とは違う個性的な空間を作りたい方におすすめです。
・Panasonic エアビュー
引き戸専用の商品設定となっており、開き戸には対応していませんが、引き戸の間取りであれば美しいダークブロンズのフレームとブロンズガラスで落ち着いた空間を演出できます。
・ミラタップ クアドロスリム
無駄を省いたミニマルなデザインが非常に高く評価されており、リブガラスなど他にないデザインも提供しています。親子ドアや横格子デザインにも対応しており、デザイン面では非常に幅広い要望に応えられます。
3. 懸念される「安全性」への配慮
ガラス建具を採用する上で、特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、ガラスが割れてしまうことへの「安全性」が気になる点ではないでしょうか?
100%の安全の保証はできないのですが、各メーカーもガラスの種類や加工によって様々な配慮をしています。
主なガラスの種類と安全対策は以下の通りです。
普通板ガラス + 飛散防止フィルム貼り
採用メーカー : EIDAI スキスムT、ミラタップ クアドロスリム。
昔の学校の窓ガラスなどに近い、一般的な板状のガラスです。割れると破片が鋭利になりがちですが、飛散防止フィルムが貼られていることで、万が一割れた際の破片の飛び散りを最小限に抑える配慮がされています。
熱処理ガラス + 飛散防止フィルム貼り
採用メーカー : LIXIL ラフィス
普通のガラスに熱処理を加えて強化したガラスで、通常のガラスの約2倍程度の強度を持つと言われています。割れた際には、ある程度粉々になり、破片が大きくなりにくい特性もあります。飛散防止フィルムとの組み合わせで安全性を高めています。
強化ガラス + 飛散防止フィルム貼り
採用メーカー : YKK AP ファミット
普通のガラスに熱処理と急冷を加え、約3.5~4倍の強度を持つ非常に丈夫なガラスです。割れた際には、車の窓ガラスのように粉々になり、大きな怪我をするリスクを軽減します。さらに飛散防止フィルムを重ねることで、二重の安全対策が施されています。強化ガラスは「安全ガラス」としてJIS規格にも定められています。
合わせガラス
採用メーカー : Panasonic エアビュー
2枚以上の板ガラスの間に中間膜を挟み込み、全体を接着したガラスです。万が一割れてしまっても、中間膜によって破片が飛び散らない特性を持つため、ガラス自体に飛散防止性能があり、別途フィルムを貼る必要がありません。合わせガラスも「安全ガラス」としてJIS規格に定められています。
これらのガラスの種類と安全性を理解した上で、ご自身のライフスタイルやこだわりとのバランスを考慮し、最適なガラス建具を選ぶことが大切になります!
4. まとめ:福岡の注文住宅で理想のガラス建具を
ガラス建具は、福岡の注文住宅において、デザイン性、開放感、そして安全性を追求する上で非常に魅力的な選択肢です。
各メーカーが趣向を凝らした製品を提供しており、あなたの理想の空間を形にするお手伝いをしてくれます。
ぜひ、この情報を参考に、ご自身のこだわりやライフスタイルに合ったガラス建具を選び、ワンランク上の理想の住まいを実現してください!
ご不明な点や、さらに詳しいご相談は、ぜひお気軽にウィズダム建築設計の菊田までお問い合わせください。お客様一人ひとりの理想の住まいづくりをサポートさせていただきます。
