福岡で注文住宅をご検討中の皆様、理想の住まいづくりは進んでいますか?
家づくりにおいて、間取りや性能はもちろん大切ですが、日々過ごす空間の印象を決めるインテリアも非常に重要な要素です。

今回は、最新のトレンドを取り入れつつ、長く愛せる自分らしい空間を実現するためのインテリア配色術について、ご紹介します。

目次
1. 変化するインテリアトレンド:ジャパンディの次に来る潮流とは?

2. 失敗しないインテリア配色の黄金比:ベース・アソート・アクセント

3. トレンドだけじゃない!自分らしい福岡の注文住宅を実現するために

4. 設計とインテリアの連携、家具まで含めたトータルコーディネートの重要性

5. まとめ

1. 変化するインテリアトレンド:ジャパンディの次に来る潮流とは?

数年前、日本では「ジャパンディ」というスタイルが流行しました。
これは、日本の「和」の要素と「北欧」の要素を組み合わせたデザインで、ベージュやグレーを基調とした落ち着きと今風のおしゃれさを両立させた、非常にバランスの良いスタイルでした。和の要素を約3割、北欧の要素を約7割の比率で取り入れると成功しやすいとも言われていました。

しかし、このジャパンディスタイルは現在、主流から外れつつあると言われています。常に移り変わる流行の中で、新しいトレンドや潮流が生まれています。

2024年のトレンドカラー「ピーチファズ」とその意味

最新のトレンドインテリアを取り入れる上でまず知っておきたいのが、その年のトレンドカラーです。
2024年のトレンドカラーは「ピーチファズ」と言われています。これは、桃の皮のような柔らかいイメージの色で、淡く落ち着いた色味です。この色には、思いやりや調和、そして互いに寄り添う重要性といった意味が込められています。色にこうした意味があるというのは素敵ですね。

2. 失敗しないインテリア配色の黄金比:ベース・アソート・アクセント

トレンドカラーを効果的に取り入れ、統一感のある洗練された空間を作るためには、インテリアの配色バランスを知ることが非常に大切です。専門家によると、配色には最適なバランスがあり、それはベースカラーアソートカラーアクセントカラーという3つの要素を使い分けることだそうです。
その理想的な比率は、70%:25%:5%です。この比率だけはぜひ覚えてほしい、最も重要なポイントだと強調されています。

各カラーの役割とトレンドカラーの活用法

ベースカラー(約70%)
家全体の大部分を占める色で、具体的には床、壁、天井などがこれにあたります。
ここはホワイトやベージュなど、落ち着きのある彩度の低いカラーを選ぶことが推奨されます。一度選ぶと基本的に変更が難しい部分だからこそ、飽きのこない落ち着いた色を選ぶことが重要です。

アソートカラー(約25%)
ベースカラーの次に大きな面積を占める色合いです。
カーテンや大きめの家具(ソファやラグなど)がこれにあたります。
実は、このアソートカラーにトレンドのカラーを取り入れるのがおすすめです。アソート(assort)には「配合」という意味もあるそうです。2024年のトレンドカラーであるピーチファズのように、落ち着いた柔らかい印象の色は、広い面積に使っても空間が落ち着いた雰囲気になるため、アソートカラーとして採用しやすいとのことです。
アソートカラーはベースカラーに比べて比較的変更が容易なため、その時のトレンドに合わせて色を楽しむことができます。

アクセントカラー(約5%)
空間全体の印象を引き締める、強い色味です。
クッションや小さめの椅子、照明器具、アート作品などの小物で取り入れるのが一般的です。
黄色やオレンジ、緑など、明るく彩度の高い色がアクセントカラーに適しています。
近年のアクセントカラーのトレンドとしては、オレンジが注目されています。オレンジは、コロナ禍を経て外への繋がりを求めた人々が、ワクワクするような気持ちを表す色として選んでいると考えられています。緑は、同じくコロナ禍を経て自然との繋がりをより感じたい人が増えたことから、アクセントカラーとして流行しつつあると考えられています。色にはその時代の背景や人々の気持ちが込められているのですね。

3. トレンドだけじゃない!自分らしい福岡の注文住宅を実現するために

トレンドカラーや配色比率を知ることは、家づくりの参考になりますが、最も大切なのは「自分の好き」という軸を見つけることです。
流行に流されるだけでなく、自分が本当に心地よいと感じる色やスタイルを知ることが、一生住む家を好きでい続けるために不可欠です。

自分らしい「好き」を見つけるためのヒント

【Instagramなどで施工例をたくさん保存する
気になる画像を集めることで、自分の好みが明確になってきます。住宅会社との打ち合わせの際に、保存した画像を担当者と共有することで、言葉だけでは伝わりにくいイメージを正確に伝えることができます。

「自分の好きな色は何色か」を答えられるようにしておく
意外と大人になってから好きな色をすぐに答えられない人は多いものですが、自分の核となる「好き」を知っておくことは、家づくりにおいても非常に役立ちます。

4. 設計とインテリアの連携、家具まで含めたトータルコーディネートの重要性

理想の空間を実現するためには、建物の設計段階からインテリア、そして家具までを含めたトータルコーディネートが非常に重要です。床材の色や質感、キッチンの木目、そしてソファやテーブルの木目などがバラバラだと、空間に統一感がなくなり、落ち着かない印象になってしまう可能性があります。

そのため、設計担当者とインテリアコーディネーターが密に連携し、家具まで含めた提案ができる住宅会社を選ぶことが、理想の住まいづくりには不可欠だと言えるでしょう。アソートカラーやアクセントカラーは、家具やカーテンなど、比較的変更しやすい部分だからこそ、ここでトレンドを取り入れたり、季節ごとに変化を楽しんだりすることができます。

5. まとめ

福岡での注文住宅において、最新のインテリアトレンドや配色術を知ることは、理想の空間を考える上で大変参考になります。特に、ベースカラー70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%という配色比率は、バランスの取れた美しい空間を作るための基本となります。

2024年のトレンドカラーである「ピーチファズ」をアソートカラーに取り入れたり、オレンジや緑といった流行のアクセントカラーで個性を表現したりすることで、より今らしい、そして心地よい住まいを実現できるでしょう。

しかし、最も大切なのは、トレンドを参考にしつつも、ご自身の「好き」という軸を大切にすることです!
たくさんの施工事例を見てインスピレーションを得たり、自分の好きな色を改めて見つめ直したりしながら、時代や流行に左右されない、自分たちらしい福岡での注文住宅を叶えてください。

お気軽にご相談ください