福岡で理想の注文住宅を建てることを夢見て、情報収集に励んでいる方も多いのではないでしょうか?
一生に一度の大きな買い物だからこそ、信頼できる情報やパートナーを見つけることが非常に重要です。しかし、中には注意が必要な営業マンのアドバイスも存在します。

今回は、とくに気をつけたい「営業マンの非常識すぎるアドバイス」について、その問題点と賢い対処法をご紹介します。福岡での家づくりを成功させるために、ぜひご一読ください。

目次
1. 要注意!「メンテナンスフリー」という言葉に騙されないでください
   1)長期保証の落とし穴にも注意
   2)賢くメンテナンス計画を立てるために

2. 「とりあえず土地の申し込みを!」は危険信号
   1)なぜ「とりあえず」が問題なのか?
   2)土地選びにおける正しいステップ

3. 特定の銀行の住宅ローンだけを強く勧めるのは要注意
   1)自分に最適な住宅ローンを見つけるために
   2)住宅会社に相談するメリット

4. まとめ:福岡での注文住宅、賢い選択のために

1. 要注意!「メンテナンスフリー」という言葉に騙されないでください

一つ目の注意すべきアドバイスは、「この家はメンテナンスがいりません」という言葉です。

まず、形のある建物である以上、「メンテナンスがいらない」ということは基本的にありえません。住宅業界では、長期優良住宅で対策等級3を取っているから「75年何もメンテナンスしなくてもいい」といったアドバイス や、塗り壁なのに「ひび割れしないから大丈夫」と説明する営業の方もいるようですが、特定の可能性のある事柄を、あたかも絶対に起こらないかのように説明するのは問題です。

1-1 長期保証の落とし穴にも注意

「60年保証」といった長期保証をアピールする住宅会社も多いですが、これも「メンテナンスが少なくて済む理由」のように話されることがありますが、注意が必要です。多くの場合、長期保証は10年ごとに有償のメンテナンス工事を行うことを条件に延長される仕組みとなっています。メンテナンス不要で60年保証されるわけではないのです。
どの住宅会社でも、第三者保証を利用して保証を延長することは可能です。特定の会社だから長期保証ができ、メンテナンスがいらない、といった極端な話はありません。

1-2 賢くメンテナンス計画を立てるために

外壁材一つとっても、長期に持つものもあれば、比較的早めのメンテナンスが必要なものもあります。商品によって得意不得意があります。営業担当者が製品知識や施工現場の情報を全て把握しているわけではない場合もあります。
「メンテナンスフリー」という言葉に惑わされず、長期的なメンテナンスの必要性やコストについて、具体的に確認することが大切です。

2. 「とりあえず土地の申し込みを!」は危険信号

二つ目の注意すべきアドバイスは、気に入った土地が見つかった際に、「とりあえず申し込み(買付け)を入れましょう」というものです。

「買付け」とは、気に入った土地を購入したいという意思を不動産業者に対して書面で示すことです。多くの人が同じ土地を検討している可能性があるため、検討中に他の人に買われてしまうのを避けるために行われることがあります。

2-1 なぜ「とりあえず」が問題なのか?

しかし、「とりあえず」というニュアンスには「契約しないかもしれない」という前提が含まれる場合があります。このような申し込みを安易に繰り返していると、不動産業者からの信頼を失い、「あなたの申し込みは当てにならない」として断られてしまう可能性が出てきます。本当に買いたい土地が出てきたときに、買い付け申し込みを受け付けてもらえなくなるリスクがあるのです。
さらに悪質なケースでは、お客様に無断で名前や住所を書いて勝手に申し込みを入れてしまう営業マンもいるといい、これは絶対にしてはいけない行為です。

2-2 土地選びにおける正しいステップ

土地選びでは、気に入った土地が見つかったら、まずは担当のハウスメーカーに相談し、希望する家が建てられるかをきちんと調査してもらうことが必要です。その上で、購入したいという明確な意思を持って申し込みを入れることが大切です。

3. 特定の銀行の住宅ローンだけを強く勧めるのは要注意

三つ目の注意すべきアドバイスは、特定の提携銀行の住宅ローンだけを、お客様の状況を考慮せずに強く勧めてくる営業マンの存在です。

ある統計では、住宅ローン選びの際に「担当の営業マンに勧められたから」という理由で銀行を決める人が最も多いという結果が出ています。提携しているからという安直な理由で特定の銀行を勧める担当者もまだいるようです。

3-1 自分に最適な住宅ローンを見つけるために

もちろん、提携銀行にメリットがある場合もあります。しかし、住宅ローンは一人ひとりの生活スタイルによって向き不向きがあります。ネット銀行を利用できないと言われたお客様の話もあるようですが、会社によって利用できる/できないということは一切ありません。また、提携銀行だからといってそれが一番良いというわけでもありません。

住宅ローン選びでは、多くの方が金利や年数、保証を検討しますが、それだけでなく、現在の職場環境や住むエリア、既存の借入れ状況なども考慮して比較検討することが重要です。銀行によって、借入れ状況を厳しく見たり優遇したり、審査基準も様々です。

3-2 住宅会社に相談するメリット

銀行の担当者は自社の情報には詳しいですが、他社の情報はあまり持っていない場合があります。その点、様々な銀行での手続きに慣れている住宅メーカーの担当者に相談することで、ご自身の状況に最適な銀行選びについてアドバイスをもらえる可能性が高いです。

「提携しているから」という理由だけでなく、ご自身の状況に合わせて、複数の銀行を比較検討した上で融資の話を進めていくことが非常に大切です。

4. まとめ:福岡での注文住宅、賢い選択のために

福岡で後悔しない注文住宅を建てるためには、営業マンのアドバイスを鵜呑みにせず、今回ご紹介したような注意点に気をつけながら、ご自身でも情報を収集し、比較検討していく姿勢が大切です。そして、お客様一人ひとりに真摯に向き合い、最適な情報を提供してくれる信頼できるパートナーを見つけることが成功の鍵となります。

ウィスダム建築設計では、福岡を含む9つの都府県で家づくりのお手伝いをさせていただいております。お客様にとって何が最適かを常に考え、専門的な立場からサポートいたします。

福岡での注文住宅をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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